ふくらはぎのポンプは半分以上の血液を押し返す
全身の総血液量の中で、心臓から出発する新鮮な動脈血は15~20%で体の中に流れる用水路です。それに対して静脈血は60~70%もあり体内の血液循環をプールのように安定させています。あとの10~15%は毛細血管です。
この60~70%もある静脈血。これは常に循環し、心臓へ戻ってガス交換や老廃物の排泄をしながら体内を循環します。
この流れを促進するのが「ふくらはぎ」です。ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれ、ふくらはぎを優しく圧迫することで体液を心臓に向かって流すことで
全身の血液循環を助けるポンプの役割を果たします。
体は重いな、足がむくんでいるなと感じたら、こまめにハリやコリをほぐすことが重要なのです!毎日のケアとして、セルフマッサージを取り入れてみてください。
セルフマッサージによって期待できること
1、血行が良くなり、むくみや冷えの改善が期待できます。
2、リンパ液の滞りを減らし、老廃物を体外に排出しやすくします。
3、筋肉疲労の軽減 運動後や長時間座りっぱなしの状態からくる筋肉の緊張や疲れを緩和します。
4、心地よい刺激により、副交感神経が優位になりリラックスできます。
簡単ふくらはぎマッサージ
1. 床に座った状態で足を伸ばすか、椅子に座り、背骨を伸ばして胸を引き上げます。
2、両手を使って足先から太ももへと下から心臓方向へ揉む。ふくらはぎを両手で包み込むように圧をかけながらゆっくり絞るようにひき上げます。
3、片足につき1〜2分程度を目安に優しく繰り返します。
過度な力を入れないようにし、適度な力加減を意識しましょう。
これを日常のケアに取り入れることで、足の疲れやむくみを軽減し、快適に過ごす手助けができます!足の関節が動きやすくなり、動くことも楽に軽くなりますよ!