母のグラタン
Steaming hot and delicious looking doria and lunch sets

なんだか早くも春の空気を感じる今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

今日は自宅で仕事をしていました。ここのところ、新しいサービスを作っていまして、机に張りついている日々なのですが、サロンでのトリートメントや、レッスンもあり、全ての業務を私一人でやっているので、てんてこまい。ごはんをつくる余裕がない私に、母が夕飯を作ってくれました。

いつもは車で5分の実家まで取りに行くのですが、取りに行く時間もないのを見かねて、母が歩いて持ってきてくれました。

今日の母ごはんは「牡蠣のグラタン。」

これがまた、いつにもましてビシー!っと決まった味で、いつもにましてさらに美味しかったです。

グラタンって、手がかかります。こうして母が時間をかけたご飯を作ってくれるようになったのは、実は母の美容室が路面店から自宅サロンに変わってから。ここ数年のことです。

1日も料理を欠かさず作ってくれていた母。私が小さな頃にはいつも手をかけてパンを焼いたり、チキンを焼いたりパーティのような料理を作ってくれていました。その後、母が20代後半の頃に苦しい義父母との同居時代があり、私たちを一人で育てるようになった35歳〜50代までは、さっとで早くできる時短料理を作ってくれていました。そうこうしているうちに無理がたたって、40代では癌を経験し手術。57、8歳の頃は色々と痛みが出て大変だったので、余裕もなくいつも辛そうでした。

その痛みをなんとかすべく、メルタサリを今から10年前にオープンしたわけですが、最初はアーユルヴェーダのトリートメントをして、体が少し楽になった頃から、一緒にヨガをはじめました。

あれから10年。母は68歳になり、いまだ現役で美容師をしているので、仕事柄色々と痛いところがあっても週に3回はヨガを続けていて、自分でセルフケアをして楽にできるようになりました。本当はもっとマッサージしてあげたいのですけれどなかなかしてあげられないので、ほぼセルフケアです。

昨日のレッスンで、他のメンバーさんに「どうしてそんなにヨガを続けられるんですか?」と聞かれた母は、「私は未来を見ているから。痛い時、辛い時も多々あるけれど、先を考えて、自分で自立して生活するために、仕事も最期まで続けるために、やっています。」と答えていました。

その母の姿がなんというか、とっても大きくて、安定していて、大らかで。

積み重ねてきた静かな自信と、美しい姿勢が、存在感を放っていました。

体を生かすことは人を生かします。

これまで、母とはなかなか心が通じ合えない時間も長かったことから、今こうして穏やかな時間を過ごせて、美味しいグラタンを食べられることが、本当にありがたいと思う今日この頃です。

+++

女性とって40歳以降は生活も体も変化が多い時期です。

忙しくしている間に時が経つ。これは私も日々感じています。

1、5、10年後も、今やっている情熱を傾けていることができるかな。

この生活で大丈夫かな。

もしそんな不安がある人や、もっともっと加速したい!という人がいたら、

お役に立てる。そんな体と心を整える、学びと実践の場を作りました。

 

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