mission なぜこの仕事をしているの?

mission なぜこの仕事をしているの?

はじめまして。メルタサリボディセラピーサロンのオーナーセラピストの小原エミです。
この度はメルタサリボディセラピーに興味をもってくださり、ありがとうございます。

体や健康に関する仕事をしていると、体育会系の人か、美意識の高い人と思われがちですが、実際は運動が苦手で、学生の時はカラオケと恋愛に全力投球しながら世界の国に漠然と興味を持っていた、ごく普通の学生でした

メルタサリは、私がバックパックを背負って旅していた若き頃に見た、東南アジアのスパをイメージしています。誰でもこられて、いつでも、いつもきてもいい。ご褒美、そして本気のメンテナンスの方も。そんな色々な人を受け入れてくれる場所としてオープンしました。

なぜこの仕事をしているか

この仕事を情熱を持って行うようになるまで、紆余曲折ありました。

  1. 子どもの頃に、親の離婚、家出、引っ越しで、急に体が思うように動かず、緊張してしまうようになって困っていたこと。運動をすると、筋肉が過度に緊張したり、力が入らなさすぎて、腰痛になったこと。
  2. ヨガにより腰痛があっという間に改善し、長年の運動嫌いから人生初の筋肉がついて動けるようになったこと
  3. それでもまだ、心が満足しないことに気がついたこと
  4. 社会人になって、体調や就職難などでなかなかやりたい仕事につけなかったこと
  5. 20代前半で体を壊したがヨガですっかり健康になった30歳の頃、周りの友人たち、母が次々体を壊していったこと。その人たちに会うたびに、ひどくなる前に、もっと何かできたんじゃないか、と葛藤を抱えていた。
  6. ヨガで一緒にプラクティスしていた人たちが、みな管理職や経営者などだった。収入や社会的地位の差が、健康リテラシー格差生んでいる事を知ったこと
  7. 母一人の家庭で育ち、父母のようにお世話になった伯父叔母が、病気で急死してしまったこと

私は両親は離婚しましたが、大切な親族がたくさんいます。その伯父叔母たちが幼少期からかわいがってくれたました。その人たちの病気と向き合うことで、人が一時的なその場しのぎでなく、未病のうちに健康になる習慣を届けることを、生涯続けたいと思うようになります。

もっと知りたい方へ 小原恵美 自己紹介

動機

80年代。高度経済成長の時代にサラリーマンだった父、美容師から専業主婦をしていた母との間に誕生。幼少期は長男である父の祖父母との農家での暮らし。跡取り娘であった祖母が、しょっちゅう癇癪をおこして茶碗を投げる!という、ちょっと荒れた環境で育ちました。

家出事件。体が動かない

田圃風景の中で牛やにわとりに囲まれて、祖父母、両親、弟とのんびり育っていた9歳の頃、祖母の癇癪と母の家出、というひょんなことから体が固まってしまう体験をしました。その後、母と家を出て、引っ越しをした後、これまでと同じように歌ったり、発表しようとしたときに、体が勝手に緊張してしまうようになりました。両親は離婚騒動で毎晩口論。自分の体の変化に戸惑いながらも誰にも相談できずに、そんな体を持て余したまま学生時代を過ごしました。

それから10代は緊張しやすい体から、今度は逆に集中力や体力がなく、朝も起きられずいつも遅刻。体育の先生には、バレーボールの上からのサーブを止められるくらい筋肉がないし、健康診断の体力チェックでは背中をつる始末(笑)。友人の勧めでのスノーボードでも転びすぎて、おしりがむらさきになったのはいい思い出で、そのまま腰痛になったし、とにかく運動は苦手でした。

やりたいことがない

やりたいことも、将来の夢もわからない。夜型朝寝坊生活により、授業も英語以外居眠り。体育はサボる。英語を専攻して大学に受かったら、担任の先生に大穴と言われるほど、とにかくいつも集中できませんでした。

母一人で子育てしてくれているのに、自分をコントロールできず、自分に嫌気がさした頃、19歳の大学生の頃、友人の勧めでヨガに出会いました。

ヨガとの出会い

筋力がなさすぎて腰痛になっていたことをきっかけにヨガを始めました。ヨガであっという間に元気になり、大学時代は、学生時代で一番で勉強しました。集中力も体力も溢れて、やりたいことができるようになったことが楽しくて。多様な価値観に触れた20代でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヨガの先生は大病からヨガで健康を得た方でした。腰痛が治ると、健康な体を持ちながら、ただ日々に流されている私に喝!同時に、あなたには無限の可能性があると、自分を信じることを教えてくれました。

ヨガといえばポーズ。実はそれはほんの一部であり、ほとんどは実は心の教えです。

さまざまなヨガの活動を濃厚に行いながら、俯瞰力や、自分との向き合い方、なりたい自分になり、思いを現実化させるなどの修行のような時期でした。考えと行動を一致させることを試行錯誤し始めます。

 

また、この学生のときに、ヨガ先生から「人には、自分を生かし、人の役に立つ天職というものが必ずある」。という考えに出会います。

そして、ある年のヨガのリトリートで深く瞑想していた時、頭に浮かんできた言葉がありました。

「人の役に立つ」

全く人の役に立ってなかった頃でした(笑)。それからどうやったら人の役に立つ人間になれるのか探し始めます。この言葉の意味は、サロンを開いた今でも探し続けています。

 

夢破れ。仕事での自律神経失調。

人の役に立つってどんな仕事だろう・・・と考えながら、東南アジアへ日本語教師の職を見つけに旅へ行ったものの、見つからず、東京で就職。今やブラックと言われている大手旅行会社に就職。

世界を旅する旅行者のチケット手配は楽しいものでした。旅や夢を伺いながら、一緒に旅程を考える。それはワクワクする時間でした。毎日夜中まで働いていたある日、過労や営業成績のストレスにより、体を壊し自律神経失調状態になりました。

この時に、また幼少期の緊張やパニックが訪れるようになり、体の内臓機能などどこにも悪いところはないのに、心はいつも動けない体も重い。そんな状態で退職。

それから数年は、自律神経失調、うつ状態の日々に苦しみました。

 

やりたいことができない

自分の好きなことも、夢もあるのに、体がいうことを聞かない。それは出口のない闇の中にいるような、長いトンネルのような時間でした。この時に、ただひたすらヨガに打ち込みました。というより、それ以外にできることがなかったんです。

ヨガは自分との対話。自分が知らない自分の弱さを見せつけられつつ、なかなか乗り越えられない日々。毎日ヨガで体を元気にすることから、アプローチしていきました。

今は、体と心、神経システムについて、知識がありますので、この時の自分に伝えたい・・・ですが、当時はとにかく気合と根性で体を動かすこと、人に助けてもらうこと。それだけで日々精一杯でした。

 

交通事故 車にはねられるが1ヶ月で回復

ヨガの先生や、アーユルヴェーダの先生、会社の上司や先輩に助けられて、人並みに働けるようになった頃、ボケっとしていて、道路を横断していたときに生身で車に撥ねられました。このとき8mも宙を舞って、車椅子生活をしました。このときヨガのクラスを多く担当させていただいていた私は、ヨガの教え、転んだ時は収穫のチャンス、そう考えワクワクして日々筋トレやヨガをしながら回復を待ちました。体は動かないのに、気持ちは元気。感謝でいっぱい。予定よりも数ヶ月早く、車椅子生活から1ヶ月ほどで歩けるようになりました。

このときも、体と心の繋がりの不思議を感じました。

また、いつ何が起こるかわからない。ということを実感し、今日が最後の日。そう危機感を持って行動するようになりました。

きっかけは家族のため。サロンオープン。

母の不調

母は一人で私たち子どもを育て上げてくれました。私が社会人になって、あまり会うことのできなくなっていた頃、母は人が変わったように私に怒鳴ってくるようになりました。きくと、身体中が痛いとのこと。長年の美容師での重労働により、母の体はボロボロでした。この時から、母のためにアーユルヴェーダの施術を学び始めました。

(母。今はすっかりヨガとマッサージで元気)

 

 

 

 

 

 

 

セラピストになるまで アーユルヴェーダとの出会い

友人の勧めで、アーユルヴェーダの先生に弟子入りしました。

その先生に初めてアーユルヴェーダの施術を教わった日、体を突き抜ける『幸福感』を初めて味わいました。

この時、ついにわたしの好きなことを見つけた。と思いました。

 

 

 

セラピストになるまで バリ島での出会い

学生の時から海外に留学したい夢があったので、念願のバリ島留学。もしここで海外留学に行けていなかったら、今頃私はグレていたと思います!

バリのホテルのおもてなしと、夢のようなスパルームやセラピストの笑顔がメルタサリの目指すところとなります。

その後ご縁をいただいて、バリ人のアーユルヴェーダセラピストや、5つ星スパセラピストから直接指導を受け、濃い緑の椰子の木や田園、バリ人の笑顔とユーモアの中で勉強しました。

この時のバリ人セラピストたちのおおらかな世界観と、神々とともにあるバリの人の不思議な施術の魅力も、私を魅了しました。

 

メルタサリ誕生 日本の人にも解放的なスパ時間を

帰国後一つの疑問が残りました。「日本にはウェルネスの概念も情報もない」。

それどころか、休むことが良きことともされていない。

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新卒の時にあっけなく体を壊した私。今思えば、この20年の不況による就職難で多くの若き友人が体を壊し、仕事を離脱せざるをえないことで、苦しんでいた時代でした。病気を抱えた同世代の子たちがヨガに入会してきたのもこの時。

「こんなに友人たちが体調を崩す前に何かできなかったのか・・・」そうモヤモヤを抱えていました。

日本はさまざまなさまざまな面で恵まれているけれど、こんなに働き者なのに、特定の人にしかストレス、ウェルネスケアの考えも習慣もない。経営者や管理者の人だけではなく、私たちのように日々働く世代の人に向けて、ひらけた、気軽に通えるサロンがあれば....

自分で経営する方法を全く知らなかったのですが、これまで15年以上かけて自然な方法で病気を回復してきた経験を生かし、母、夫、周りの人たちに何かできれば・・と2014年メルタサリ誕生となります。

 

米国マッサージセラピーとの出会い

国際スパライセンスを取得したのち、東京で米国のマッサージセラピーを指導されている先生と出会い、解剖学に基づくスウェディッシュマッサージ、ディープティシューマッサージを教えていただいています。先生はNYでのトップセラピストで、今も現役で施術も続けていらっしゃいます。全てのレベルを修了しましたが、ブラッシュアップを定期的にさせていただいています。

また瞑想家である先生には、人としての考え方や、とらわれない心の大切さを教えていただいています。会うだけで元気になる、包まれるような愛情あふれるお人柄と、こころをも溶かす確かな技術は、わたしの生涯の目標です。

 

緊張はトラウマによる神経システムが原因だった!ボディワークとの出会い

ヨガのレッスン10年あまり担当させてもらっていたのですが、教えることは苦手。ですが伯父の死をきっかけに未病のうちから対策が必要と感じ、レッスン教え始めました。

それから、これまでのヨガ経験を一度置いておいて、一から解剖学、運動学、ソマティックムーブメント、ポリヴェーガル理論など、新しいボディワーク・ムーブメントなどの勉強をしました。

余分な緊張を手放し、赤ちゃんのように自由に動く。これは、私の体が幼少期になぜ動かなくなったのか。それを神経、筋肉、脳の観点から納得させてくれるものでした。

その誰にでもできて痛みがない、「より自由に、より楽に、より心地よく」「楽しみながら」がメルタサリのヨガのスタイルです。この自由なヨガは私に「教える楽しさ」を、教えてくれました。ということで今はレッスンが好きです。マッサージはもっと好きです!

最後に。小原エミからのメッセージ。

このように私という人間の半生を書いてみると、本当に恥ずかしく、未熟なものです。

それでも私が自分の意思で、自分の好きな仕事を見つけて、サロンを開いているのは上に書いてきた、多くのチャレンジし続ける大人と出会い、「自分を見つめ直す」ということを真剣にサポートしてくれる大人の方々に出会ったという幸運と、好きなことに当たるまで、さまざまな仕事、失敗を試してきただけです。

私はマッサージをすることが本当に好きです。何がしたいのかわからずに、自信がもてない私が、唯一誰かの役に立てるかもしれない。と思ったのがこのアーユルヴェーダという体も精神も包括した考えに基づく施術でした。

「人に触れる」ということ。

人に触れるということには嘘がありません。あなたに喜んでもらいたいという思いさえあれば、ただ、どこまでも深く集中して無になることができます。

人に喜ばれるということは、人にとって最高の喜びだそうです。

 

ヨガを続けてきたのは、10歳のときの親との確執で失った、「小さな頃から人が好き」、という気持ちを取り戻したかったからだと思います。

もし、あなたが、自分への自信のなさや、人に愛されたい気持ち、自分を苦しめる多くの感情などに苦しんでいたとしても、それをどう糧にするかは自分で決めることができます。

ヨガでは体を整えることで、感情ー精神ー魂にまで影響するという考えがあります。体を整えることで、自然と心が見えてくるのです。

 

 

私のように極端でなくでも、心身の不調というものは、どんな人でも多かれ少なかれもっているのではないでしょうか。

笑顔で話しているあの人も、元気そうに見えるその人も、実はスッキリ起きられなかったり、寝付けなかったり。いつも体が冷たくて、下痢や便秘を繰り返していたり。

体になにも問題がないように見える場合も、いつも気持ちがもやもや、イライラしていることをコントロールできず我慢していたり.....自分のことなのに、何が本当の自分の気持ちなのかよくわからない。そんなときもあるでしょう。

 

不調というのは、しんどいものかもしれません。ですが、それは体からのサインでもあります。

西洋や東洋の医学の見方から、体の健康に関する知識をつけて、ケアや動かすことを日常生活の中で続けることで、大きな病気はもちろん、日々の小さな困りごとにも、なってしまう前に解決することができますし、自分の史上最高の心の軽さや、集中力、コミュニケーション能力など本来の調子が花開くのを感じるでしょう。

 

「知識や知恵というものは、学んだら、それを次に伝えることではじめて完結する。」これはシンガポール人ヨガ先生の言葉です。

私が多くの大人たちに助けられてきたことが血肉になっているように、あなたに少しでもこれまでの知恵や、ケアが役に立ったら嬉しいです。

 

メルタサリは

Merta=恵まれる 

Sari=美

という意味のバリ語です。

 

ヨガでは体を整えることで、魂の鞘にまで影響するという考えがあります。

体へのアプローチから、精神、魂の鞘に、光が灯るように

自分が自分であるとき、全てが満たされる。

そのとき、「本来の美しさ」に恵まれる。

そんな場所でありますように。そんな想いが込められています。

 

 

体を通して、今ここにいる喜びを分かち合えたら、こんなに幸せなことはありません。

みなさんの日々が、より心地よく、体が自由で、豊かな人生でありますように。

 

メルタサリ 小原恵美

 

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|趣味|
海に行く。山に行く。旅に出る。
運動は苦手。好奇心が強い。
ヨガを生涯のライフワークとする。
歴史と建造物、美術館と絵画、書道が好き。

|経験|

・都内ヨガ教室にて、初心者クラスを担当(2000年〜 約8年1000時間)
・麻布十番スパにて施術
・ヤマダレディースクリニックサロンにて施術中

|保有資格など|
・国際スパライセンスCIBTAC(ボディ、解剖学)
・スウェディッシュ・ディープティッシューセラピー協会
ディープティッシューセラピーマッサージセラピーマッサージ
・ヨガ講師
・東神奈川ヤマダレディースクリニックサロンセラピスト
・日本語教員養成コース修了

◻️スウェディッシュ・ディープティッシューセラピー協会
ディープティッシューセラピーマッサージセラピーコース修了(2021)
◻️スウェディッシュ・ディープティッシューセラピー協会
スウェディッシュマッサージセラピーコース修了(2020)
◻️スウェディッシュ・ディープティッシューセラピー協会
ディープティッシュセラピーコース修了(2020)
◻️スウェディッシュ・ディープティッシューセラピー協会
ノンオイルセラピーコース修了(2020)
◻️ヨガ セラピューティックトレーニング/シニアヨガトレーニング修了(2020,2021)
◻️CIBTAC国際スパライセンス(ボディ・解剖学)取得 (2019)
◻️Yoga with Daphne. Enbodiment anatomy and foundation of Bodywork 修了 (RYT) (タイチェンマイ)(2019)
◻️Dhanwantari Ayurveda School アヌパマ医師よりアーユルヴェーダを学ぶ(2018~2020)
◻️バリニーズマッサージ、スパセラピー修了 (バリ島ナマステスパ(ギャンニャール州)認定)(2015~2018)
◻️アーユルヴェーダサロンMAYAアーユルヴェーダセラピストコース他多数修了(2013)
◻️都内ヨガ教室にて2000年よりサッチヤナンダヨガを学ぶ。2001年からクラスを1000時間以上担当。
◻️ヨガ指導者養成法修了(2006)。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。