お白湯も、前回の森のリトリート以来続けていた。
会社に持って行く保温機能のあるタンブラーの中にも、今年寒くなってからはお白湯を入れている。
そして、お茶やコーヒーを入れて持ち歩いていた頃よりも
なぜだか自然と、頻繁にタンブラーに口をつけるようになった。
何回飲んでも飽きがこないからか、お白湯を飲むのはあっという間に習慣になった。
また、気温が下がってからは身体が少し冷たいな、身体が乾いてるな、という小さな身体の声をキャッチしては、その都度お白湯を口にしていると、
いつの間にか長年悩まされていた便秘も治り、
生理前の肌の吹き出物もすっかりなくなったのだった。
10月の森のリトリート以降、わずか二ヶ月でのこの変化に、驚いた私は、もっともっとアーユルヴェーダを取り入れてみたい!と興奮して、
アーユルヴェーダを学べるところを探し、近所のインド人の女性のアーユルヴェーダのドクターがたまたま開催していた講座に参加するようになったのだったのだった。
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インドのドクターから直接教わるアーユルヴェーダの知識は思った以上に奥深かった。
単に健康になるために学ぶハウツーやメソッドではなく
何かそれを超えた、大きなものであることが
まだアーユルヴェーダの頃をほとんど何も知らない私でも、感じた。
エミさんは、アーユルヴェーダの食事はインドの薬膳のようなもの
と言っていた。
そんな風にスパイスのことを学んだり、スパイスをキッチンに揃えていったりするのも新鮮だった。
それからアーユルとは生命という意味だとも最初に教わった。
生命に関するありとあらゆることがふくまれている知識、というのは本当に果てしのないことだけれど
少しずつそれを知ってゆくのはとても楽しかった。
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Written by Saki Ikeda
その4
New moon Cafe Merta Sari もくじ
12月の新月
◯Story-ものがたり
New!《ものがたり》第7話 11月の新月 その4 (最終話)
◯Recipe-レシピとオススメ
New!
<12月のnew moon+1デリ>
[Recipe] 小松菜と芽ひじきとレンコンのホットビーンズサラダ
coming soon!
<12月のnew moon+1旬のお魚>
ブリのスパイシームニエル
<12月のスープ>
大根ポタージュ
<12月のパン>
365日のラシドネ