こんばんは、Emiです。
最近は、新しいプログラムを作るのに、日々ポジティブな巣ごもり中です。
今日は、マッサージの先生、Flowボディセラピースクールのあけみさんの瞑想会に行き、
頭の中の概念を外したところで、MOT(東京都現代美術館)に行ってきました。
この美術館は、石でできた建築物に、水場やステンレスの壁などがある、建築物的にも、レストランの美味しさも含めて、私のお気に入りの場所です。
今日は、美術館でつながった、からだと、構造と、アートの話です。
↓この無機質な感じの壁にあいている、○の柔らかさと、そこから見える空が好きです。

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型があるから、オリジナルが生まれる。
そして、今日の美術館で見たのは、アメリカ人アーティスト「ソル・ルイット オープン・ストラクチャー」という展示でした。

↑私の頭の中も、様々なメソッドや、体に関する体感覚、ボディマップがこんな感じにつながっている、そんなイメージをもらいました。
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「芸術を個人の内面や感情の表現とする伝統的な考えに異を唱えたルウィットは、1960年代後半に『コンセプチュアル・アート』を提唱しました。その芸術の根幹をなすのは、目に見える作品そのものではなく、作品を支えるアイデアや構造であり、それらを形態へと移し替えるための仕組みやプロセスに主眼が置かれます。
《ストラクチャー(正方形として1, 2, 3, 4, 5)》(1978–80年)のように、立方体を基本単位とするモジュールを組み合わせることで、構造の連続的かつ体系的な変化によって形態が規定される作品を発表しました。
すべての計画や決定は事前に行われ、事前に定められた簡潔な指示や計画に基づき制作されます。それにより、作品にはそれまでに見られなかった複雑な形態や豊かな色彩が現れるようになりました。」
(MOT HPより)
アーティストの感性や表現こそが芸術、と考えられていた時代に、建築物の設計図のように見える作品の数々。
一見、型にはまったように見えるこの地図があることで、作品がより進化していく。
他の人も作れる、再現性が生まれる。
これを知ったとき、私の頭の中でピシピシ〜っと、いろんなことがつながっていきました。
私もマッサージを習った当初は、まずアーユルヴェーダを感覚で学びました。
感覚とか、愛とか。無心とか、祈りとか。
そういったインドのアーユルヴェーダや、バリ島のスパの考え方も大好きです。
でも、日本でサロンをやっていく上で、それを再現できないことに悩みました。
そう、「よくなってほしい」という想いや、「元気になりますように」という祈りだけでは、マッサージのやり方を「忘れてしまう」のです。
葛藤すること4年あまり。今のNY式のマッサージに出会い、解剖学という地図を得て、体を体系的に理解しました。
その後、私のマッサージ技術が大きく進化したことは間違いありません。
マッサージをする側である私たちセラピストにとって、施術におけるやさしさ、思いやり、ケアの側面はとても大切です。
でも、人の体は、私たちが変えることはできません。本人が脳で認識し、変化し、「自分で自分を癒して」いきます。
つまり、「体のケアは生涯続き、担当は自分自身」。
それなのに、ほとんどの人が体について、学校でもきちんと習ったことがありません。
そもそも正しい情報のない領域に、地図なしで立ち向かう。
それは、山登りに地図も装備も持たずに挑むようなものです。
準備が足りないどころか、どこかで無意識に取り込んだ
「痩せなきゃ」
「猫背だから」「巻き肩だから」
といった先入観やコンプレックスという重石を背負ったまま、
何を頑張ればいいかもわからない状態で、
「ちゃんとやらなきゃ」
「ああ、またサボってしまった」
と思っている。
これは、暗闇で何かを掴もうともがいているようなものです。
精神的に強くなることはあるかもしれませんが、この忙しい現代において、大人にとって最適とは、私は思っていません。
だから、あなたがこれまで三日坊主だったのも、無理もないのです。
話を戻すと、事前のプロセスや準備があり、しかも、自分も人も再現できる。
それらの構造があれば、そこから進化して、新しいものも生まれる。
その繰り返しによって、今回の「15分のオンラインプログラム」ができたのです。
大事なのは作品そのものではなく、作品を支えるアイデアや構造。
これを頭に置いて、これからも学び続けます。
なんだか難しくなってしまいましたね。
要は、「いいの、できたよ」という話でした。
きっとソルさんも、もがきながら、探究する喜びに満ちていたのではないか、そう思いながら、むふふ、と眠ります。
ちなみに、同じMOTで展示している、東京コンテンポラリーアートアワードの受賞作品も、無料なのにとてもよかったので、ぜひお近くの方は行ってみてください。
ではまた!
↓
東京コンテンポラリーアートアワードの受賞作 「湿地」

ではまた!