女性のライフサイクル
•成熟期(生殖年齢)(18〜45歳頃)
月経を迎えた思春期を過ぎて、エストロゲンの分泌が安定する時期。
無理なダイエットや、ストレスを溜める、夜型生活をせずに、生理周期を把握して、周期に合わせた生活の仕方、体づくりがオススメ。
•閉経周辺期(更年期)(45〜55歳頃)
①45歳くらいから:女性ホルモンの分泌量が減少し、様々な不調に見舞われる。月経不順が始まったら更年期の始まりかも。自律神経のアンバランスや、ソワソワ、イライラしだしたら、休息してリセットすることが大事。
運動、睡眠、食事。この3つのバランスが大事。忙しい日々の中で、更年期の体の組織の変化に対応する生活やケアが必要。
②50歳前後:50歳を境に多くの人が閉経を迎えます。この前後2年間は女性ホルモンの急減による変化に体が追いつかず、不調はピークに。火照り、寝汗、シミ、しわ、イライラ、うつ、など多くの不調が起きやすい。
これまでの生活の仕方が体に出る、といわれる時期。とはいえ、あきらめずに、食事やリラックス。骨盤底のトレーニングを習慣化し、変化の波を把握する。サプリメントや、日常生活が困難な状態(更年期障害)で必要であれば病院で治療を受けることも視野に入れると良い。
自律神経のバランスをとるケア(リラックス)を定期的に。定期的な運動で、メンタルバランスもとる。
〜閉経〜
世界平均は51歳 日本人はゆっくりめともいわれているが、個人差がある。
•閉経後(55歳以降)
女性ホルモンの不安定さからは解放される一方、骨量低下や就活習慣病のリスクが高まるころ。次のステージを見据えた対策が必要。
体重増加が始まり、代謝が落ちていくので、注意。肥満や糖尿病の他にも、骨、脳、血管(心疾患)などのリスクも上が理、骨盤底筋が緩むことでの内臓脱にも気をつけたい。
さいごに
女性ホルモンによる体調の変化はかなり個人差があります。
同じ見かけの人が一人としていないように、同じ体の人はいないのです。
加えて、忙しくたくさんの役割をこなす年代こそ、ホルモンが変化し体調が大きく変わってきやすいときです。
小さなサインを感じたら、「ちょっと休む、急がない。」という、ちょこっとやすみ、プチケアしてみてください。
それは、更年期への大きな体の変化を、なるべく小さな不調で過ごせるための、鍵です。
常にバタバタと忙しい人は、【急がない。がんばりすぎない=女性ホルモンのバランス】とメモしてみて。
そして、幸運にも、症状が少ない人は、この知識を踏まえて女性を見ていくと、他の人のことも理解するための良い知恵となるかと思います。
まずは深呼吸から。