いい手はどこから来るのか

からだのこと|神経科学・触覚

いい手はどこから来るのか

——12年かけて気づいた、「いい手」の科学

マッサージを初めて習った日、全身から手へと走るあたたかさを感じた。

その瞬間から、「触れる」ということをとても不思議な気持ちで見ている。

その頃、ヨガを始めて15年ほど経っていた。施術を始めると、お客様から言われた。

「エミさんの手からは、何かが出ている」

バリ島で出会った日本由来のReiki——気を巡らせるヒーリング——も試してみた。するとそこでも、「すでに出ているよ」と言われた。

一体、何が出ているんだろう?

いい手をしている人を見つけては、その秘密を探り続けた。

この仕事を始めた頃、施術台の前に立つたびに「この人を元気にしたい!」と力みすぎていた。技術はある。でも施術が終わるたびにとっても疲れた。このままでは続けられない——その問いのまま、バリ島へ向かった。

12年かけて、解剖学と神経科学という視点でその仕組みを紐解き、ようやく言語化できた。だから今日、記しておきたいと思う。

— ある日の会話から

先日、ものづくりをされている方とお茶をしていて、そんな話になりました。手を使う仕事。技術はある。でも、何かが違う——そう感じている人は多いのではないでしょうか。

NEUROSCIENCE

母の手とプロの手

同じレシピでも、母が作るおにぎりはおいしい。同じ技術でも、ある人に触れてもらうと涙が出る。これは気のせいではなく、手が持つ情報の差です。

神経科学的には、触覚は単なる圧力情報ではありません。触れる側の内的状態——呼吸、筋緊張、注意の向き方——が皮膚の質感や圧の変化に現れ、受け手の自律神経に直接届きます。「安心する手」には、再現可能な理由があるのです。

BALI

12年かけて聞いた答え

バリ島でアーユルヴェーダの先生に出会いました。触れられるだけで自律神経が整い、頭が空白になる。その手を持つセラピストたちに何年も通い、ある日聞きました。

答えは「無」でした。

気持ちよくしてあげたい、うまくやりたい、この圧は合っているか——こうした思考や感情を、施術に入る瞬間に手放す。残るのは、深いところにある一本の意図だけ。「この人に良くなってほしい」という志。

これは瞑想の実践と構造的に同じです。雑念を手放し、クリアな集中を保つ。頭の中で毛糸が絡まった状態ではなく、晴れた青空のような広い注意。その状態で触れる手は、受け手の神経系に「安全」のシグナルを届けます。

PRACTICE

手は、内側を映す

技術は必要です。でも技術の土台に何があるか——それが、手の質を決める。

感情を消す必要はありません。不安も期待も、人間だから当然ある。ただ、本番に入ったら、それをいったん置いておく。その練習が、手を育て、疲労感も軽減します。

あなたの手は、あなたの内側を映しています。だから、手を磨くとは、内側を整えることでもある。

その答えにたどり着いてから、施術前の時間が変わりました。

完璧にととのえようとするのではなく、ただ、いまここに戻ってくる。息を整え、自分の重さを感じ、意図を一本に絞る。

手のことを考えているようで、これはほとんど、自分自身との対話です。

長く続けるほど、手はただそこに触れている。
深まっていく。相手に届くものになる——

そう信じながら、今日も一人一人を大切にセッションしています。

🌿

小原恵美(Emi Kohara)

ボディセラピスト/Mertasari Bodyworks 主宰
ヨガ指導20年、施術12年。解剖学・神経科学をベースに、自律神経と身体感覚へのアプローチを探求。触覚と内的状態の関係を紐解きながら、からだが本来持つ力を引き出すセッションとプログラムを提供しています。

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「手を磨くとは、内側を整えること」——これは施術者だけの話ではありません。自分の体の状態を知り、神経系を整えることは、すべての人の土台になります。

脳神経科学と機能解剖学の視点から、なぜ疲れるのか・なぜ頑張りすぎてしまうのか・なぜ変わりたいのに動けないのか——体の反応の仕組みを、毎日5分のメールでやさしく紐解いていきます。短い音声ガイド付き。

「もっと鍛えなきゃ」の前に、まず今の体をちゃんと知ることから。

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Mertasari Bodyworks 小原恵美

26/4/4 満月の瞑想クラス

体を巡らせる
エネルギーの滞りをとりさる
手腕〜肩甲骨のリリースと、背中をひらく
立位での全身の活性
太陽礼拝チャクラの活性

プラナヤーマ
・フルヨギック+ウジャイケイチャリ
・バストゥリカ
・バジュロリムドラ
・ブラマリ
・ナディショダナ

マハムリトゥンジャヤマントラ 4回

サンカルパ

シェア サンカルパ、感想

4/4 MEtreatレッスンログ

肩こり・集中力の欠如・背中の張り
腰痛・股関節痛が気になる方へ

——

座位 — 腹圧を知る

腹圧とは何かを講義で整理し、座位のアサナで内側の感覚をゆっくり確認。
胸郭のカップリングモーションで、上半身の柔軟な連動を取り戻します。

四つ這い — 背中と骨盤を整える

背中・骨盤・腹圧の関係を体感。
キャットカウで背面を確認しながら、胸郭の背面下部を広げていきます。

壁 — 全身の関節をリリースする

骨盤・肋骨・前鋸筋を丁寧に調整。
足裏から股関節、肩・腋窩神経まで、全身の関節を一つひとつほぐしていきます。

立位 — 動作に統合する

脊椎を伸ばしながら立位へ。
コアサポートを軸に、スリャナマスカーラ・ハイランジ・ねじりへと動作に統合していきます。

呼吸が浅いと、なぜ疲れやすくなるのか

からだのこと|呼吸・自律神経

呼吸が浅いと、疲れやすくなる理由

——「ゆるめることは、止まることじゃない。」

忙しい日が続くと、なんとなく疲れが抜けない。しっかり寝ているのに、回復しきらない。

そんなとき、見落とされやすいのが 呼吸の質 です。

呼吸は、24時間ずっと続いている「いちばん身近なセルフケア」。でも、無意識に行われているからこそ、浅くなっていることに気づきにくいものです。

REASON 01

酸素が足りないと、エネルギーが作れない

私たちの体は、酸素を使ってエネルギーを作っています。呼吸が浅いと、体に取り込まれる酸素量が減り、細胞が十分に働けなくなります。

  • だるさ
  • 集中力の低下
  • 回復の遅れ

特に、脳は多くの酸素を必要とする臓器。呼吸が浅い状態が続くと、「なんとなくぼんやりする」「やる気が出ない」と感じやすくなります。

REASON 02

自律神経が「がんばりモード」から抜けにくくなる

呼吸は、自律神経と深くつながっています。浅く速い呼吸は、体を緊張モード(交感神経優位)に傾けます。

ずっと軽くアクセルを踏んだ状態

  • 眠りが浅い
  • 肩や首がこる
  • 気持ちが落ち着かない

一方で、ゆっくりした呼吸は回復モード(副交感神経)を助けます。回復力を高めるためには、「がんばる」だけでなく、ゆるめる時間も必要です。

REASON 03

横隔膜が動かないと、体がこわばる

深い呼吸では「横隔膜」という筋肉が上下に動きます。横隔膜が動くことで、肋骨まわり・背中・お腹・骨盤底が連動して動きます。

呼吸が浅くなると、この連動が少なくなり、体は少しずつ固まりやすくなります。

  • 姿勢が崩れやすい
  • 疲れやすい体の使い方になる
  • 回復に時間がかかる

REASON 04

呼吸は「神経の学習」にも関係している

最近のレッスンでもお伝えしていますが、回復はトレーニングではなく、神経学習の側面も大きいと言われています。

ゆっくりとした呼吸を感じる時間は「安全である」という情報を神経に伝えます。すると体は「力を抜いても大丈夫」と学習していきます。

がんばり続けなくても、パフォーマンスは保てる。その感覚が少しずつ育っていきます。

TODAY

今日できる、シンプルな整え方

まずは、1日1回だけでも大丈夫。

  • 背もたれに寄りかかる
  • みぞおち周りをやわらかくするイメージ
  • 4秒吸って、6秒吐く

呼吸は「変えよう」としすぎなくても、気づくだけで変化が始まるもの。

CLOSING

おわりに

疲れやすさは、気合い不足ではなく、体からのサインかもしれません。呼吸を整えることは特別なことではなく、日常の中でできるとても静かなセルフケアです。

ゆるめることは、止まることじゃない。

またしなやかに動き出すための準備。

そんな時間を、少しずつ増やしていけたらと思います。

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「しっかり寝ているのに、回復しきらない」——その理由、呼吸と神経系の仕組みから紐解いていきます。

脳神経科学と機能解剖学の視点から、なぜ疲れるのか・なぜ頑張りすぎてしまうのか・なぜ変わりたいのに動けないのか——体の反応の仕組みを、毎日5分のメールでやさしく紐解いていきます。短い音声ガイド付き。

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俯瞰目線とは?体から育つ自己調整力

からだのこと|神経科学・身体感覚

メタ認知は「特別な能力」ではなく、体から育つ

身体感覚が整うと、自然と俯瞰する視点が生まれる

最近、レッスンや3monthsプログラムの中で「自分を俯瞰できるようになった」という声をよく聞きます。

  • イライラしていることに早く気づけた
  • 疲れていると分かり、早めに休めた
  • 以前なら頑張りすぎていた場面で、力を抜けた

こうした変化は、性格が変わったわけではなく、身体の感覚が育ったことによって起こる変化です。

BODY SENSES

私たちの体には、主に3つの感覚があります

01

内受容感覚(interoception)

体の内側の状態を感じる感覚
例:空腹、眠気、疲労、呼吸の浅さ

→ 低下すると 疲れているのに気づかず、無理を続けてしまう

02

固有受容感覚(proprioception)

体の位置や動きを感じる感覚
例:姿勢、重心、関節の角度

→ 低下すると 動きづらさや違和感が増える

03

外受容感覚(exteroception)

外の世界を感じる感覚
例:音、光、触覚

→ 低下すると 周囲の変化に気づきにくくなる

これらの感覚が協力し合うことで安心感が生まれ、自然と「俯瞰する視点(メタ認知)」が育っていきます。

つまり

メタ認知は「考えて身につける」ものだけでなく、感じる力が整うことで自然に現れるものでもあります。

APPROACH

ヨガやボディワークでは

  • 呼吸を感じる
  • 皮膚の感覚に注意を向ける
  • 小さな動きを丁寧に行う

こうしたシンプルなことを繰り返すことで、思考より先に体が「ちょうどいい状態」を思い出してくれるようになります。

その結果——

  • 頑張りすぎない選択ができる
  • 回復が早くなる
  • 感情に飲み込まれにくくなる

大きく変えようとしなくても、
小さな感覚の変化が、日常を変えていきます。

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「自分を俯瞰できるようになりたい」——その変化は、考え方を変えることからではなく、体の感覚を育てることから始まります。

脳神経科学と機能解剖学の視点から、なぜ疲れるのか・なぜ頑張りすぎてしまうのか・なぜ変わりたいのに動けないのか——体の反応の仕組みを、毎日5分のメールでやさしく紐解いていきます。短い音声ガイド付き。

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【40代・50代女性へ】体を整えることは、働き方と人生を整えること

プログラム|6weeks

体から整えると、生き方が変わっていく

― 呼吸・神経・姿勢からはじめる6weeksプログラム ―

最近、こんなお声をよくいただきます。

「体を整え始めてから、仕事の感じ方が変わった気がします」

「疲れにくくなっただけじゃなく、余裕ができました」

実はこれ、今回の6weeksプログラムでも多く起きている変化です。

PROGRAM

なぜ、6weeksは好評なのか

このプログラムは、ただ体をほぐすだけのものではありません。呼吸・姿勢・神経のバランスを整えることで、”自分の感覚”を取り戻していく時間です。

特に40代・50代の女性は、仕事の責任が増え、家族や周囲への役割も増え、自分のことが後回しになりやすい時期にいます。

だからこそ必要なのは、「もっと頑張ること」ではなく、
“体から整えること”なのです。

STORY

体は、生き方を映している

今日は少し、個人的なお話をさせてください。

先週、九州の旅から帰ってきたら、母が動けなくなっていました。床から起き上がれないほどの痛みで、息もできないような状態でした。

母は69歳の現役美容師。住宅ローンもあり、ずっと働き続けてきた人です。その姿を見たとき、私はふと立ち止まりました。

BODYWORK

「体を整えること」の意味

施術中、私はいつもその人の”日常”を感じています。

  • 浅い呼吸
  • 緊張した肩
  • 硬くなった背中

そこには、忙しさ、責任、頑張りすぎている日々が、そのまま現れています。自分の仕事を持っている女性ほど、自分の体を後回しにしてしまう。

INSIGHT

体は「コンパス」になる

体のケアは、ただ疲れを取るためのものではなく、「このままでいいのかな?」を教えてくれるコンパスでもあると。

CHANGE

呼吸・姿勢・神経を整えると起きること

体に意識を向けると、呼吸の浅さ・力の入りすぎ・緊張している部分に気づきます。そしてその気づきが、

  • 働き方
  • 人との関わり方
  • 時間の使い方

を、少しずつ変えていきます。

6WEEKS

6weeksでやっていること

  • 呼吸を深める
  • 神経の緊張をゆるめる
  • 姿勢を整える

大きく変える必要はありません。ただ少し、体に耳を澄ますだけで、日々の景色は変わり始めます。

WHY NOW

忙しい女性ほど、体の声が聞こえなくなる理由

本当に忙しい人ほど、感じる前に動き、考える前に対応することが増えます。すると、体の小さなサインが”なかったこと”になる。でも、その積み重ねが慢性的な疲労・痛み・不調として現れてきます。

体を整えることは、「止まること」ではありません。

またしなやかに進むための準備です。

最後に

今回の6weeksも、いよいよ残り1週間。この時間が、それぞれの方の体と暮らしをやさしく支えるものになれば嬉しいです。

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「体を整えたい、でも何から始めればいいか分からない」——そんな方のために、体の仕組みをやさしく紐解く8日間の無料メール講座を作りました。

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体から生まれる自信

からだのこと|ヨガ・脳科学

ヨガと脳科学から見る「Embodied Confidence」

体から生まれる自信という、もう一つの入り口

「自信を持ちたい」「もっと安定していたい」

そう思ったとき、私たちはつい思考やメンタルを変えようとします。ポジティブに考える。自己肯定感を高める。考え方を変える。

もちろんそれも大切ですが、もう一つの入り口があります。

体から自分を整えること。

YOGA & BODYWORK

体に意識を向けると、脳は「今の自分」を感じ始める

ヨガやボディワークでは、体への気づきがエネルギーを高めると言われます。呼吸に意識を向ける。体の感覚にそっと注意を向ける。それだけで体が軽くなったり、気持ちが落ち着いたりすることがあります。

この変化は、実は脳の働きとも深く関係しています。私たちの脳には、呼吸・心拍・筋肉の緊張・内臓の状態といった体の内側の情報を感じ取る仕組みがあります。この働きを 「内受容感覚(interoception)」 と呼びます。

KEY AREA

Insula(島皮質)

内受容感覚の中心となる脳の領域。ヨガで呼吸や体の感覚に意識を向けると、この領域が活性化し、「今、自分はどんな状態なのか」をよりはっきり感じ取れるようになります。

つまりヨガは、体を通して自分を観察する練習でもあるのです。

NEUROSCIENCE

気づきは、神経を落ち着かせる

体への注意やゆっくりした呼吸は、自律神経にも影響します。

KEY AREA

Amygdala(扁桃体)

ストレス・不安・警戒を司る領域。ゆっくりした呼吸と体への注意によって活動が落ち着き、呼吸が深くなる・思考が静かになる・視野が広がるという変化が起こります。

ヨガで言う「エネルギーが整う」という感覚は、

脳科学的には
神経系が安心できる状態に戻ること

CONFIDENCE

体を整える経験が、自信を育てる

呼吸を整えると肩の力が抜ける。体をゆるめると気持ちが落ち着く。このような経験を繰り返すと、脳は少しずつ学習します。

KEY AREA

Prefrontal Cortex(前頭前野)

意思決定と自己調整を担う領域。体を感じ、整える経験を積み重ねることで「私は自分の状態を整えることができる」という回路が育っていきます。

体を感じる

体を調整する

自分を扱える感覚が生まれる

EMBODIED CONFIDENCE

体から生まれる自信

Embodied Confidence

身体から生まれる自信

思考だけで作る自信ではなく、体の感覚を通して育つ静かな安定感。外の評価ではなく、自分の内側から生まれる感覚——「私は私を扱える」という、身体的な安心感です。

FLOW

Body → Awareness → Life

体に意識を向けると、呼吸・姿勢・感覚、そんな小さな変化に気づき始めます。その気づきが少しずつ自分の状態を整え、やがて日常の選択や生き方にも影響していきます。

Body  →  Awareness  →  Life

体に意識を向けることは、人生を変えるための大きな努力ではなく、日常の中で自分を取り戻す小さな入り口。体から始まる気づきが、人生の見え方を少しずつ広げていく。ヨガやボディワークは、そのための静かな時間なのだと思います。

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「体から自信を育てたい」——その感覚は、考え方を変えることからではなく、体の感覚を整えることから始まります。

脳神経科学と機能解剖学の視点から、なぜ疲れるのか・なぜ頑張りすぎてしまうのか・なぜ変わりたいのに動けないのか——体の反応の仕組みを、毎日5分のメールでやさしく紐解いていきます。短い音声ガイド付き。

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ポッドキャストとnoteを再開しました

ポッドキャストとnoteを再開しました

最近、2年お休みしていたポッドキャストと、
始めたもののなかなか着手できなかったnoteを再開しました。

ずっとやりたいと思っていたけれど、なかなか時間が取れなかったのです。

やっと目処がつきました。

自分のやりたい方法で、
自分の言葉で伝えることを、また始められる。

あ〜、うれしい。


この2つは、

私Emiが、体を通して人生を探索している記録のようなもの。

日々、自分や人の体に触れさせてもらう中で、
本当にたくさんのことを教えてもらいます。

それは感覚的なことが多いのですが、

解剖学・生理学・運動科学、
そして古来からのヨガやアーユルヴェーダを学び

体で動きを練習するうちに、

アートのような感覚が、
知識と言葉をまとって形になる瞬間があります。

その「スパークする瞬間」に、

視点が広がり、
自分を客観的に見る目が生まれ、
自分という存在が少し広がる。

そんな感覚があります。


子どもの頃の私にとって、
体は思うようにならない「敵」のような、
着心地の悪い服でした。

今は——

たんぽぽの綿毛のように軽く、
心地よい羽織りのような存在です。

学べば学ぶほど、
体は神秘的だと思うようになりました。

謎めいていて、神々しくて、
でも同時に、とても人間らしい。

アートと知識のような体の世界を行き来する
鳥目線(メタ認知)をもたらしてくれる体の知識。

この視点を、日々シェアしていきたいと思っています。


🎙 ポッドキャスト「ゆるまる時間」

3月より本格始動。
毎週水曜 18:00 配信です。

まだマイクもなく、音も粗いのですが(笑)

リラックス+安眠効果は抜群です。

週の真ん中、水曜の夜。
「あ、今週も真ん中まで来たな」というタイミングで、
ぜひ聞き流してくださいね。

2つテスト配信をアップしています。

この2つは会員さん向けのちょっと難しいコンテンツではありますが、
雰囲気は少し聞けるかと思います。ご興味ありましたらどうぞ。

▶︎ #111「鍛える前に、大切なこと」


体が変わろうとしている。春のゆらぎとの付き合い方

こんにちは。Emiです。

わが家のそばでは、少し早く梅が満開です! 「え、もう!?」と驚きつつも、この時期のお花はやっぱり美しいなぁと見とれておりました。 みなさんのおうちの周りはいかがですか?

アーユルヴェーダには、「アビヤンガ」というケアがあります。 あたたかなセサミオイルを全身に塗って体を温める、ドクターが必ず勧める伝統的な習慣です。

このところの寒い日々に、生理前になるとなんだか心がカサカサしてくる。 そんな変化に気づいてから、少し早起きをして、ゆっくりとオイルに浸かるように温めています。

ちょっと面倒!でも、効果は偉大。

この一手間で、身も心もやわらかくほかほかになり、1日をご機嫌に過ごせるようになります。 お金もかからず、自分で自分を整えられる。 好きな仕事を笑顔でお届けするためにも、背に腹は変えられぬ!です(笑)

さて、本題です。

冷えがたまることで「重さ」が出てくると言われるのが、春先です。 芽吹きの季節に向けて今からケアをしておくことで、花粉症をはじめ、春特有のだるさや眠さをやわらげられるとされています。

今日は、「春の季節の体を読む」をご紹介します。

 

 

ここ数日、春が早くやってきたような空気を感じますね。

あたたかさに少しほっとする一方で、なんだか落ち着かない。眠りが浅い。理由はないのに焦る。そんな感覚はありませんか?


春は「動き出す季節」と思われがちです。 新しいことを始める、頑張る、前に進む。

でも、実際の体は少し違います。

春先は自律神経が乱れやすく、眠りが浅くなりやすい。鼻水や鼻炎に悩まされたり、理由のない焦燥感やイライラが出やすい。そんな”ゆらぎ”が起こりやすい時期です。

気温差、花粉、気圧の変動、年度末の緊張、女性ホルモンの変化。 体はすでに、たくさんの情報を受け取っています。


だからこそ今は、「もっと頑張る」よりも「ちゃんと整える」が合う季節。

鍛えることが悪いわけではありません。でも、ゆらいでいる時にさらに負荷をかけると、回復が追いつかなくなることがあります。

良い土壌に美しい花は咲く。 1年の初めには、体のベースの力。これを意識していたい時期です。


春に向かう今は、呼吸が深くなること、背中がふっとゆるむこと、眠りに入りやすくなること。そんな”小さな回復”を積み重ねることが、結果的に一番の近道になります。

私はこれを、「畑をふかふかにする期間」と呼んでいます。

特別なことをするのではなく、体が本来持っている「戻る力」を思い出すこと。アンバランスに気づいたら、ギアを上げるのではなく、ケアを足すこと。

春のゆらぎは、壊れているサインではなく、変わろうとしているサイン。

だからこそ、冷え固まった冬の体をやさしく動かしながら、巡りを取り戻していく。そんなケアをお届けします。


とはいえ、冬は1年で一番体力がある時期でもあります。 酷暑・二季化に向けて、散歩やエクササイズ、おしくらまんじゅう(笑)など、冬ごもりモードを少しずつ起こしていきましょう!

花粉症や季節の変化への対処法は、またブログでゆっくりご紹介しますね。

 

🌿 体の回復する感覚を、取り戻す 6Weeks ~春のゆらぎケア編~

春のゆらぎを感じている今だからこそ、整える時間を。 週2回・15分。やさしく体と向き合う6週間です。

【朝クラス】9:00〜9:15 3/2・3/11・3/18・3/25・4/1・4/8

【夜クラス】21:00〜21:15 3/1・3/15・3/22・3/29・4/5・4/12

参加費:¥18,800(税込)/全12回 オンライン・画面オフOK・アーカイブあり(各回1週間)

詳細・お申し込みはこちら▷

鍛える前に、大切なこと

「体づくりをしよう」と思うと、 まず時間を確保して、運動して、きちんと続けなければならない。

そのように感じてしまう方も多いのではないでしょうか。

私自身も、長い間そう考えていました。

ヨガを行うには、準備運動や食事のタイミング、環境づくりが必要で、 毎日続けることが当たり前。

できない日は、どこか落ち着かない気持ちになっていました。

 

しかし、仕事や生活リズムが変わり、 思うように時間が取れなくなったとき、

そのやり方は次第に続かなくなっていきました。

 

そこで気づいたのが、 鍛える前に、本当に大切なことがあるということです。

それは、体の感覚に気づくこと。

疲れているのか、張りを感じているのか、 今日は動きたいのか、それとも休みたいのか。

体の状態は、日によって大きく異なります。

 

交感神経が過多になっていると、 「時間がない」「忙しい」「余裕がない」と感じてしまいます。

常に緊張状態で、視野が狭くなり、 何もかもが急を要するように思えてしまうのです。

けれど、副交感神経のスイッチを入れることで、 体は回復モードへと切り替わります。

安心・安全を感じられる状態になると、 視野が広がり、優先順位をつけられるようになり、

不思議と「時間がある」と感じるようになるのです。

 

「これを毎日やりましょう」 「これを続けましょう」 という方法は分かりやすい反面、

体質や体力、生活リズムが異なる大人の女性にとっては、 負担になってしまうことも少なくありません。

 

大切なのは、無理に鍛えることよりも、 今の自分に合った整え方を選べることです。

お腹が空いたら食事をする。 疲れを感じたら、少し立ち止まる。

 

そのような自然な感覚を、 体づくりの中にも取り戻していくことが、 長く続くケアにつながります。

無理なく整えることで、体は少しずつ応えてくれます。 そして、「また整えたい」と思える感覚が生まれてきます。

体づくりとは、努力を重ねることではなく、 自分の状態に戻るための練習なのかもしれません。

 

この考え方は、今後ご案内する6weeksのプログラムの中でも、 大切にお伝えしていく予定です。


 

▷体の回復する感覚を、取り戻す 6weeks 次回募集は4月予定
https://mertasari-bali.com/6w/